ポイ活で貯めたポイントやクレジットカードを利用して貯まったポイント。
これらのポイントの交換先として、当ブログでは「マイルに交換すること」をおすすめしています。
そして、その交換したマイルの価値を、当ブログでは 1マイル = 4.3円 としています。
ところが、これはあくまで基準であって、結果的にポイントの価値を高めるマイルの使い方があるんです。
この記事では、その価値を高める方法について紹介します。
せっかく貯めたポイントの価値が高くなると、うれしいですよね。
であれば、ポイントの価値が高まるようなマイルの使い方をしましょう!
ポイントからANAマイルへの交換
まず、最初に断っておきますが、この記事ではANAマイルの事例を紹介しています。
JALマイル等、他の航空会社のマイルについては、あてはまりませんので、ご了承ください。
それではまず、ポイントからANAマイルへの交換について。
ポイ活で貯めたポイントや、日々のクレジットカード利用で貯まるポイントの使い道としておすすめなのが、マイルに交換すること。
そして、ポイントをANAマイルに交換する時には「JQセゾンみずほルート」か「nimocaルート」で交換しましょう。
いづれも交換レートは70%で、現時点で最も高い交換レートですので、まずはここで損をしないことが大事です。
ANAマイルの価値を高める方法
それでは、本題のANAマイルの価値を高める方法です。
ちなみに、ここまではポイントから交換したマイルの話を前提にしていましたが、当然ですが、旅行や出張で飛行機を利用した場合に貯まるマイルや、買い物などで直接還元されるマイルも同様です。
繰り返しになりますが、当ブログではマイルの価値を、 1マイル = 4.3円 としています。
ただし、これは、ある前提条件で特典航空券として利用した場合の基準であり、基準という事は条件次第で価値が上下するということです。
ANAマイルの場合、特典航空券への交換に必要なマイル数は、発着地の「ゾーン区分」、「搭乗日のシーズン」、「搭乗クラス」によって異なります。
つまり、マイルの価値が上下する条件は3つ。
- 発着地のゾーン区分
- 搭乗日のシーズン
- 搭乗クラス
これらの条件のうち、「発着地のゾーン区分」については組み合わせが無数にあり、話が複雑になり過ぎるので、「日本発ハワイ着」を固定条件とします。
すると、価値変動する要因になる条件は、「搭乗日のシーズン」、「搭乗クラス」の2つ。
「搭乗日のシーズン」は、ローシーズン(L)、レギュラーシーズン(R)、ハイシーズン(H)の3つ、「搭乗クラス」は、エコノミー(Y)、プレミアムエコノミー(PY)、ビジネスクラス(C)、ファーストクラス(F)の4クラスに分かれています。
そして、この条件の組み合わせの中で、最もマイルの価値が高まるのが、「ハイシーズン(H)」に「ファーストクラス(F)」の特典航空券として利用するときです。
実際に計算してみましょう。
まずは、ANA国際特典航空券を利用する際のシーズンチャートから、ハイシーズン(H)の往路出発日:2022年8月6日(土)、復路出発日:2022年8月15日(月)、搭乗クラスはファーストクラス(F)で検索してみます。
年度 | ローシーズン (L) | レギュラーシーズン (R) | ハイシーズン (H) |
2024年 | 1/4~2/29 4/1~4/24 5/13~5/31 | 3/1~3/31 6/1~7/18 8/26~12/15 | 1/1~1/3 4/25~5/12 7/19~8/25 12/16~12/31 |
2025年 | 1/4~2/28 4/1~4/23 5/12~5/31 | 3/1~3/31 4/24 6/1~7/17 8/25~12/14 | 1/1~1/3 4/25~5/11 7/18~8/24 12/15~12/31 |
2026年 | 1/7~2/28 | 1/4~1/6 3/1~3/31 | 1/1~1/3 |
そして、検索結果がこちら。
結果、このハイシーズンのファーストクラスで最も高いのが、790,020円です。
次に、これをマイルで利用しようとすると…
対象クラス | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
エコノミー(Y) | 35,000 | 40,000 | 43,000 |
プレミアムエコノミー(PY) | 53,000 | 58,000 | 61,000 |
ビジネスクラス(C) | 80,000 | 85,000 | 90,000 |
ファーストクラス(F) | 120,000 | 140,000 | 160,000 |
必要マイル数の交換チャート表から、129,000マイルが必要であることが分かります。
すると、129,000マイル = 790,020円 ですので、790,020 ÷ 129,000 = 6.12…… という計算式から、1マイルの価値が約6,1円であることが分かります。
スゴいですね。
1マイル = 6.1円 です。
当ブログの基準である 1マイル = 4.3円 よりも2円ちかく高いですね。
以上がマイルの価値が高まる使い方でしたが、逆に価値が低くなるのはどういった場合かというと、もうお分かりですね。
そうです。「ローシーズン(L)」に「エコノミークラス(Y)」の特典航空券として利用するときが、最も価値が低くなります。
参考までに、ローシーズンの最安価格が 124,470円で、必要マイルが 35,000マイルですので、124,470 ÷ 35,000 = 3.55…… より、 1マイル = 3.6円となります。
つまり、マイルの価値が最も高いときと低いときで約1.7倍の差があるという事になります。
この結果を見ると、特典航空券として利用する際は、「ハイシーズン(H)」に「ファーストクラス(F)」が、断然、お得ですね。
そして、結果的にポイントの価値が高まるということでもあります。
まとめ:マイルの価値が最も高くなるのは、「ハイシーズン」に「ファーストクラス」の特典航空券に交換したとき!
最後にまとめます。
ポイ活で貯めたポイントやクレジットカードを利用して貯まったポイントのおすすめの交換先がマイルに交換すること。
そして、そうやって交換したマイルや、旅行、出張で飛行機を利用したときに貯まるマイル、買い物で直接還元されるマイルの価値が最も高くなる方法は、『「ハイシーズン」「ファーストクラス」の特典航空券に交換する』です。
その時の価値は 1マイル = 6.1円で、最も価値が低くなる方法である『「ローシーズン」「エコノミークラス」の特典航空券に交換する』よりも、約1.7倍高くなります。
せっかく交換するなら、お得にマイルの価値を高めて交換したいですね。
そのことが結果的にポイントの価値を高めることにもつながります。
「搭乗日のシーズン」については、予定の調整も必要になりますし、中々コントロールが難しいかもしれませんが、せめて「搭乗クラス」だけでも良いクラスにして、マイルの利用価値を高めましょう!
その方が、旅も快適になりますし、一石二鳥ですね。
それでは、今回は以上です。