ハワイ行きの座席クラスどうしよう?
たしかに悩みますよね。
夢にまで見たハワイ旅行。飛行機の座席クラス選びはとても重要です。
座席クラス選びを間違えてしまうと「せっかくの楽しいハワイ旅行が、行きのフライトで疲れて現地ではぐったり」という状況に陥ってしまうこともありえます。
ですが、本記事を参考にして座席クラス選びをすれば、旅行の楽しい思い出がマイナスになるようなクラスを選んでしまって失敗することはありません。
では、どの座席クラスが良いのか?
そりゃもちろん、ファーストクラスやビジネスクラスを選べば、ゆったりと優雅にハワイに行けるのは間違いないです。ただし、それには高額な出費が伴います。なので費用と快適性のバランスを考えると、本記事で紹介しているプレミアムエコノミーはおすすめですよ。
僕は2023年の11月に、ANAのプレミアムエコノミーでハワイに行きました。
この記事では、僕がプレミアムエコノミーに搭乗した実体験をもとに、搭乗前から機内の様子までをまとめて紹介します。ぜひ座席クラス選びの参考にしてくださいね。
それでは、快適な空の旅へどうぞ!
プレミアムエコノミーは搭乗前からスタート
ANAの国際線には、4つの座席クラスが用意されています。
- ファーストクラス
- ビジネスクラス
- エコノミークラス(プレミアムエコノミー)
- エコノミークラス
エコノミー < プレミアムエコノミー < ビジネス < ファースト の順でクラスが高くなり、プレミアムエコノミーは下から2番目のクラスです。
クラスが上がれば運賃は高くなりますが、その分シートも広く、機内でもゆったりと過ごせます。
でも、座席クラスって飛行機に乗ってからの話ですよね?
いえいえ、違います。じつは座席クラスの違いは、搭乗前から始まってるんです。
ちなみに、プレミアムエコノミーだと優先チェックインサービスとANAラウンジが利用できます。
優先チェックインサービス
プレミアムエコノミーだと、優先チェックインカウンターを利用できます。
下図は成田空港のチェックインカウンター案内ですが、これでいうとCゾーンです。
画像引用:ANA公式HP
公式HPの案内では、Cゾーンを利用できるのは『ビジネスクラスご搭乗のお客様、「スターアライアンス・ゴールド」メンバーのお客様』となっています。
ですが、なんとプレミアムエコノミーでも利用できるんです。
利用客が多いDゾーンがどんなに長蛇の列になっていたとしても、関係なし。優先チェックインカウンターなら、混雑時にもスムーズに通過できるんです。
実際に僕が利用したときは、利用者が僕しかいなかったので、サクッと通過できました。
ちなみに、チェックイン自体はオンラインで済ませていたので荷物を預けるだけでしたが、荷物には<PRIORITY>の優先タグを付けてもらえました。
画像引用:ANA公式HP
ハワイ到着時には入国審査で時間がかかるので、あまり優先タグの恩恵は感じられませんが、帰国時は効果てきめん。ビックリするぐらい早く荷物が出てきて、素早くピックアップできますよ。
ANAラウンジ
ANAのラウンジといえば高嶺の花。
ファーストクラスやビジネスクラス、それかスーパーフライヤーズメンバーじゃないと利用できないイメージがありますが、そんなことはありません。
じつは、プレミアムエコノミーでも利用できるんです。
間違えないでくださいね。クレジットカードを見せれば入れるカードラウンジではなく、ANAのラウンジですよ。
ビュッフェカウンターやヌードルバーもあって、ドリンクも用意されている優雅なラウンジで、出発までの時間をゆったりと過ごせます。
これもプレミアムエコノミーの大きなメリットの一つです。
ANAのプレミアムエコノミーレビュー
それでは、いよいよANAのプレミアムエコノミークラスの機内レビューです。
僕は2023年の11月に、ハワイ旅行でプレミアムエコノミーを利用しました。
往路はANAブルーの1号機「ラニ(Lani)」で、復路は3号機の「ラー(La)」でした。
さあ、いざ機内へ!
アメニティ
まず席に着くと、シートの上にアメニティが用意されています。
- 寝具セット(枕、毛布)
- スリッパ、靴べら
- イヤホン
- トートバッグ
スリッパは「どうぞご自由にお持ち帰り下さい。」と書いてあるので、記念に持って帰っても良いかもしれません。
ただハワイへは長いフライトです。機内の中ではリラックスしたいので、僕はしっかり使わせてもらいました。
トートバッグはハワイ便のみ。フライングホヌの絵が描かれていて、お子さんの現地での水着入れなんかに使うのもありです。
画像引用:ANA公式HP
その他にも、CAさんが下記のアメニティグッズを配ってくれます。
ハワイ便は夜の出発なので、歯ブラシセットはありがたいですね。
- 歯ブラシセット
- アイマスク
- 耳栓
- マスク
- ポケットティッシュ
シート
シートはゆったりしていて、肘置きも充分な広さがあります。
夜は消灯になりますが、肩口のところにパーソナルライトがあるので、周りを気にせず本も読めます。
それから、窓際には収納ボックスが。結構、深くて収納力もあるので、上着や使わない時の毛布などを入れられます。
これが、なかなか良い仕事するんです。
足元には足が伸ばせるだけのスペースがありますし、フットレストも付いてます。
それから写真には写ってませんが、シートと一体になっているレッグレストがあるので、足を浮かせられるんです。
さすがに平行にはなりませんが、これがあると無いとでは大違い。だいぶん楽になりますよ。
15.6インチのタッチパネル式パーソナルモニターがあり、映画やドラマ、バラエティ番組まで観られるので、長いフライトでも退屈しません。
ちなみに、モニターもハワイ仕様になっていて、テンションが上がりました。
それから肘置きの下には、ユニバーサルタイプのPC電源とUSBポートが付いてます。スマホの電源がなくなっても安心ですね。
ハワイに着いたらスマホが大活躍なので、しっかり充電しておきましょう。
機内食
国際線のお楽しみの一つ、機内食です。
離陸して安定飛行に入ると、すぐに準備が始まって提供されます。夜遅い時間の便なので、何ご飯になるのかはわ分かりませんが、結構なボリュームでした。
僕は妻と2人なので、それぞれ魚とお肉のメニューを頼みました。それが、こちら。
シェアしながらどちらもいただきましたが、どの料理も美味しかったです。とても飛行機の中で食べているとは思えないレベルでした。
しかも、ちゃんとお皿で提供されるのがありがたいですね。
それから食後のデザート、ハーゲンダッツのバニラ。雲の上で食べると一段と美味しく感じられるのは、僕だけでしょうか。
帰国便のメニューが、こちら。
今、写真を見て気づきましたが、食後にスープやプティフールがいただけたんですね。見逃してました。
ところで、プティフールって何でしょう?
次こそは、挑戦します。
実際の食事の写真が、こちら。しっかりハーゲンダッツもトレーに乗ってますね。
食後には、ビジネスクラスで提供されていたアルコールも飲めるようになります。
シャンパンや赤ワイン、白ワインをしっかりいただきました。
到着する前には、サンドイッチにクッキー、ヨーグルトがいただけますよ。
トイレ
トイレは、前方中央の左側と右側後方の2ヶ所にあります。
いつも誰かしら利用している感じで、多い時は待ち人の列ができていました。とくに、夜の歯みがきタイムは人が多いので、覚悟しときましょう。
画像引用:ANA公式HP
ちなみに、僕は帰りの便で後方のトイレ前席(30 H,K)を利用しました。
トイレ前なので人の行き来が多かったですが、意外に良い席でした。乗る前は音を心配していましたが、それほど気にならず、むしろ後ろを気にせずにシートをMAXに倒せるのが良かったです。
音にそれほど敏感でない人であれば、おすすめですよ。トイレの音よりエンジン音が大きいですしね。
ANAプレミアムエコノミー(ハワイ便)の基本情報
ANAのハワイ便、フライングホヌのプレミアムエコノミーについて、基本情報をみてみましょう。
サービス内容
プレミアムエコノミーで受けられるサービスは、こちら。
- 優先チェックインカウンターの利用
- 手荷物の優先受け取り
- ANAラウンジの利用
- 限定アメニティ
- 38インチ(約97センチ)のゆとりあるシートピッチとレッグレスト付きシート
- 限定の機内食メニュー
- 1食目のサービス終了後にビジネスクラスのアルコールメニュー提供
- ファーストクラス・ビジネスクラスに続いての降機
ご覧の通り、飛行機に乗る前から降りるまで、充実したサービスを受けられるんです。
快適な空の旅のおかげで、移動中でさえ、旅のいい思い出にになりますよ。
料金
良いサービスが受けられるのは分かったけど、
プレミアムエコノミーって高いんでしょ?
確かに気になりますよね。
航空券の料金は利用するシーズン、購入日によって変わるので一律ではありません。
仮に、2024年の7/4〜7/7に旅行する場合、往復のプレミアムエコノミー運賃は205,540円です。
画像引用:ANA公式HP
決して安くはないお値段なのでビビりますが、マイルを貯めて特典航空券で利用するならアリですね。
必要マイル数
特典航空券でプレミアムエコノミーを利用する場合に、どくらいのマイルが必要なのか見てみましょう。
特典航空券は利用するシーズンによって、必要なマイル数が変わります。
日本、ハワイ発着のシーズンチャートが、こちら。
年 | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
2023年 | 1/4~2/28 4/1~4/26 5/15~5/31 | 3/1~3/31 6/1~7/20 8/28~12/17 | 1/1~1/3 4/27~5/14 7/21~8/27 12/18~12/31 |
2024年 | 1/4~2/29 4/1~4/24 5/13~5/31 | 3/1~3/31 6/1~7/18 8/26~12/15 | 1/1~1/3 4/25~5/12 7/19~8/25 12/16~12/31 |
2025年 | 1/4~2/28 | 3/1~3/31 | 1/1~1/3 |
そして、利用シーズン別の必要マイルチャートがこちらです。
対象クラス | ローシーズン(L) | レギュラーシーズン(R) | ハイシーズン(H) |
プレミアムエコノミー(PY) | 53,000 | 58,000 | 61,000 |
料金のところで仮に設定した2024年の7/4〜7/7に旅行する場合だと、レギュラーシーズンになるので、必要なマイル数は58,000マイルです。
205,540円と言われると高くて手が出ない感じがしますが、58,000マイルだと頑張れば貯められそうな気がしますよね。
ちなみに、かなりズボラな僕でも2年5ヶ月で164,094マイル貯められたので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ビジネスクラス、エコノミークラスとの比較
ビジネスクラス、エコノミークラスとの違いについても見ておきましょう。
ビジネスクラス | プレミアムエコノミー | エコノミークラス | |
画像引用:ANA公式HP | 画像引用:ANA公式HP | 画像引用:ANA公式HP | |
シートピッチ | フルフラット | 38インチ(約97センチ) | 34インチ(約86センチ) |
優先チェックインカウンター | |||
手荷物優先受け取り | |||
保安検査優先レーン | |||
ラウンジ | |||
(ビジネスセレクション) | アルコール(1食目のサービス終了後から) | ||
ANA ARRIVAL LOUNGE | |||
料金 | 322,540円 | 205,540円 | 112,540円 |
必要マイル数 | 85,000マイル | 58,000マイル | 40,000マイル |
上の比較表を見てみると、さすがのビジネスクラス。サービスの充実っぷりが目立ちますね。
シートはフルフラットになるのでシートピッチは関係ありませんし、到着してからもラウンジが利用できるのは、うらやましい限りです。
ですが、プレミアムエコノミーもなかなか良いんじゃないでしょうか。
ビジネスクラスとの差は、保安検査優先レーン、ANA ARRIVAL LOUNGEが利用できないのと、シートの違いくらい。シートはフルフラットにはなりませんが、レッグレストがあるので、かなり楽チンです。
料金の差が約12万円あることを考えると、プレミアムエコノミーはお得な価格で十二分なサービスが受けられますよ。
ちなみに料金については、ぜひ下のウィジェットで実際に検索してみてくださいね。
安いチケットが見つかるかもしれません。
まとめ:ハワイへ行くなら、フライングホヌのプレミアムエコノミーはおすすめ。約8時間のフライトも快適に過ごせる。
本記事では、ANAのハワイ便、フライングホヌのプレミアムエコノミーについて書いてきました。
実際の体験、個人の感想をベースに写真を多めで紹介しましたが、最後にもう一度まとめます。
結論。フライングホヌのプレミアムエコノミーは、はっきり言っておすすめです。
理由は、搭乗前から飛行機を降りるまで充実したサービスを受けられるからです。
たしかに、ファーストクラスやビジネスクラスに比べるとサービスは劣るかもしれません。ですが、コスパを考えると非常に優秀。お得な価格で空の旅が快適になるサービスが受けられます。
そんなプレミアムエコノミーで受けられる充実のサービスが、こちら。
- 優先チェックインカウンターの利用
- 手荷物の優先受け取り
- ANAラウンジの利用
- 限定アメニティ
- 38インチ(約97センチ)のゆとりあるシートピッチとレッグレスト付きシート
- 限定の機内食メニュー
- 1食目のサービス終了後にビジネスクラスのアルコールメニュー提供
- ファーストクラス・ビジネスクラスに続いての降機
どうでしょう。充分、贅沢ですよね?
搭乗前にはANAラウンジでくつろいで、雲の上ではワイン片手にゆったりシートで過ごす。想像しただけで、ハワイ旅行の楽しみがさらに増えますね。
ぜひフライングホヌのプレミアムエコノミーで、ハワイ旅行を楽しんじゃってください。
ちなみにプレミアムエコノミーは、マイルを利用してもお得。なんと58,000マイルでハワイに行けます。
ぜひ、こちらの記事を参考に、マイルを貯めてハワイに行きましょう!