ワイキキの中心部にあるシェラトン・プリンセスカイウラニは、ワイキキビーチまで徒歩3分。隣にはインターナショナルマーケットプレイスがあり、ロイヤルハワイアンセンターも徒歩10分圏内という好立地に建つホテルです。
- ホテルの名前に「プリンセス」が付いてるけど、どんなホテル?
- 一体、どんなサービスが受けられるの?
そんな疑問に答えるべく、本記事では、実際に泊まってみた感想をレポート。写真もたくさん使っていますので、シェラトン・プリンセスカイウラニに泊まるときのイメージをしながら読めますよ。
また、「おすすめポイント」だけではなく「ざんねんポイント」も正直に書いています。ぜひホテル選びの参考にしてくださいね。
それでは、早速はじめましょう!
シェラトン・プリンセスカイウラニの客室
シェラトン・プリンセスカイウラニには、11種類の客室タイプがあります。ベッド違いもいれると17タイプ。全客室数は1,152室という大型ホテルです。
客室タイプ | 特徴 | |
---|---|---|
客室(ビューなし) | 1クイーン、プリンセスウィング | |
カイウラニルームダブル | 2ダブル、カイウラニウィング | 予約 |
タワー 改装済み シティビュー | 2ダブル | |
タワー キング ワイキキビュー | 1キング | |
プリンセスプールビュー | 1キング/2ダブル | |
タワー プールビュー | 1キング/2ダブル | |
パーシャルオーシャンビュー タワー棟 | 1キング/2ダブル | |
オーシャンビュー タワー棟 | 1キング/2ダブル | 宿泊 |
オーシャンビュー プリンセス棟 | 1キング/2ダブル | |
タワー オーシャンビュー 高層階 | 1キング/2ダブル | |
タワー ジュニアスイート コーナー | 1キング、大きめの客室 |
1955年に創業しているホテルなので、さすがに建物は古く、段階的に改装を行っています。カイウラ二通りに面したカイウラ二ウィングは2017年に、アイナハウタワーは2024年5月に全664室のリニューアルが完了しました。
改装リニューアルのデザインは、ハワイのデザイン会社『The Vanguard Theory』が担当しており、明るくてトロピカルな雰囲気になったようです。
やっぱり新しい部屋だと清潔感があって、フレッシュな気持ちになりますよね。
画像引用:シェラトン・プリンセスカイウラニ公式HP
『オーシャンビュー タワー棟』のレビュー
僕が宿泊したのは「オーシャンビュー タワー棟」の2ダブル。予約は「カイウラニルームダブル」だったので、なんと6ランクもアップグレードしてもらえました。
金額で言うと84ドル、1ドル=160円として13,440円も高い部屋に泊まれて、お得ですね。本当にプラチナエリートメンバーの特典がありがたいです。
僕は、Marriott Bonvoyプラチナエリートメンバーなので、特典として部屋をアップグレードしていただけました。Marriott Bonvoyのエリートメンバーになると、レベル別に様々な特典が受けられるので、オススメですよ。
宿泊した「オーシャンビュー タワー棟」の部屋が、こちら。
僕が宿泊したのは2023年の11月で、アイナハウタワーのリニューアル完了が2024年5月。
そう、リニューアル前の部屋に泊まったので、残念ながら古いんです。部屋に入った第一印象は「暗っ、古っ」。思わず声も出ました。
でもでも良く見てみると、ベッドや照明の脚、TVが置いてある収納家具、机などに歴史が感じられます。木に彫刻が施されていて、伝統的なハワイのデザインなんでしょうか、味わいがあって良いです。
ハワイの歴史を感じたあとは、バルコニーに出てみましょう。
じゃーんっ!……あれ?目の前に高い建物が。そこにはハイアットリージェンシーがありました。
気を取り直して右の方に視線を移すと、ようやく海が見えます。
あいにく、この日の天気は曇り空。抜けるような青い空に青い海、という訳にはいきませんでしたが、誰がなんと言おうとハワイのオーシャンビューです。
あの有名なモアナサーフライダーも見えます。いつかは、あちらにも泊まってみたいものです。
眼下には、ホテルのプールも。気持ち良さそうですね。
部屋の中に戻ってみます。
デスクの上には、無料でもらえるペットボトルの水が2本とコーヒーセットが用意されています。コーヒーカップはビニールに入れられた紙コップです。
ベッドサイドテーブルには、電話、メモ、各種お知らせに目覚まし時計。ちなみに、目覚まし時計はSONY製でした。
クローゼットの中にはハンガーがたくさん用意されています。横に立てかけてあるアイロン台はアメリカンサイズなのかデカいです。
バスローブもありますが、テロテロの薄いものでちょっと残念。やっぱりバスローブは厚手が良いです。
クローゼットの右側上の棚にはアイロン、左側は替えのティッシュにトイレットペーパー、ドライヤーが置いてあります。
クローゼット中にある棚の上に、アイスペールとビニールに入ったプラスチックのコップ。ガラスのコップじゃないのが、何だか寂しいです。
棚の上段には金庫、下の棚には冷蔵庫がありました。冷蔵庫の中には何も入ってません。
浴室に入ってみましょう。
お風呂とトイレは、残念ながらセパレートではありません。トイレは極限まで機能を削ったシンプルなタイプ。ウォシュレットも無ければ、流すレバーは大小すら分かれていません。
洗面台は、こんな感じ。アメニティ類がきれいに整頓されて置かれています。水道の蛇口がクラシックな感じで歴史を感じます。
壁にはティッシュがはめ込まれていますが、このティッシュは独特な匂いがして、最後まで慣れませんでした。あとは、歯ブラシのブラシ部分が「嘘でしょ」ってくらい大きいです。
タオルはたくさん用意してありますが、いずれもくたびれた感じで実家を思い出します。
お風呂のバスタブは浅めで、浸かれなくもないですが、あくまでシャワー用といったところでしょうか。ちなみにシャワーの水圧は弱いです。
部屋に戻って「なんだか寒いな」と思ってエアコンの設定温度を見てみると、18.5℃でした。日本ではなかなか設定しない温度ですが、ハワイでは当たり前なのかもしれませんね。
シェラトン・プリンセスカイウラニの「オーシャンビュー タワー棟」部屋は、設備の古さは否めないものの、バルコニーからの眺めが最高な部屋でした。
シェラトン・プリンセスカイウラニのおすすめポイント
僕がシェラトン・プリンセスカイウラニに泊まってみて感じたおすすめポイントは、こちらです。
1つずつ、説明しますね。
立地が良い
シェラトン・プリンセスカイウラニは、ワイキキの中心部にあります。
世界的に有名なワイキキビーチまでに渡る横断歩道はたったの1つだけ。徒歩5 分、いや信号のタイミングさえ合えば、徒歩3分以内で着きます。
さらにインターナショナルマーケットプレイスが隣りにあり、あのロイヤルハワイアンセンターも徒歩10分以内。ワイキキビーチからショッピングといった「THE・ハワイ旅行」を徒歩圏内で満喫できる場所に建っているんです。
はっきり言って、便利過ぎます。歩き疲れたら、ホテルに帰れますからね。
超絶便利です。
部屋から海が見える
シェラトン・プリンセスカイウラニでは、宿泊する部屋によってはハワイの青い海が見えます。
やはり、せっかくハワイに行くなら、オーシャンビューの部屋に泊まりたいですよね。
あいにく僕が泊まった日は曇り空でしたが、朝、目覚めてすぐに海を見ながらボーっと過ごしたのは至福の時間でした。
伝統が感じられる
シェラトン・プリンセス・カイウラニは、かつてカイウラニ王女が住んでいたハワイ王室の領地に建てられています。創業は1955年と、その歴史はとても長いです。
館内には王女の肖像画も飾られていて、古き良き時代のハワイも感じられます。部屋にある家具やインテリアも、木に彫刻や加工を施したものが多く、伝統的なデザインでした。
温かみがあって良いですね。
シェラトン・プリンセスカイウラニのざんねんポイント
シェラトン・プリンセス・カイウラニに宿泊してみて感じた、ざんねんポイントは、こちらです。
それぞれ説明しますね。
設備が古い
設備が古かったです。
特に気になるのはシャワーやトイレ、洗面といった水回り関係で、古いからといって、もちろん「=不衛生」という訳ではないのですが、印象的に清潔感が感じられませんでした。
それから部屋のドアが木製で、ロックが取ってつけたような感じ。「これで大丈夫なのか?」とちょっぴり不安になりました。
ドアのノブや照明のスイッチもかなり年季が入っています。
よくよく見てみると、この古さは逆にオシャレにも見えなくもないですけどね。
シェラトン・プリンセス・カイウラニでは改装が行われているので、古さが気になる場合は改装済みの部屋を予約すれば問題ありません。
音が気になる
部屋にいる時に、周りの音が気になります。
僕が泊まった時は、隣の部屋の話し声が聞こえました。さすがに何を言ってるかまでは分かりませんでしたが、じっくりと耳をすませば分かるレベルです。
家族や友人などのグループ旅行で使うコネクティングルームでは、隣の部屋と間に扉があります。その隣の部屋と通じている扉あたりから聞こえてきていたので、もしかしたら隔てるものが扉のみなのかもしれません。
扉の向こうに人が居るんじゃないかというくらいのボリュームで、ちょっと気になりました。
ただ気になっていたのも最初のうちだけで、旅の疲れと遊び疲れで、すぐに深い眠りの底に落ちましたけどね。なので、あまり神経質にならなければ、大きな問題ではないです。
シェラトン・プリンセスカイウラニの基本情報
シェラトン・プリンセスカイウラニは、オアフ島・ワイキキ中心部にあるホテルです。
ハワイ最後のプリンセス、プリンセス・カイウラニが住んでいた場所にホテルが建っていて、ハワイ王族の歴史と伝統を感じられます。
カイウラ二ウィング、プリンセスウィング、アイナハウタワーの3つの棟があり、2017年にカイウラ二ウィング、2024年5月にアイナハウタワーがリニューアル完了。ワイキキビーチの近くにありながら、料金もリーズナブルなので人気があります。
ウクレレレッスンやレイ作り、フラダンスなどのリゾートアクティビティも充実していて、ファミリーでも楽しめるホテルです。
シェラトン・プリンセスカイウラニへのアクセス
シェラトン・プリンセスカイウラニは、ダニエル・K・イノウエ国際空港から11.2マイル、およそ18kmの距離があります。
空港からホテルへはシャトルバスが運行されています。
ちなみに僕は、『ハナタクシー』を利用しました。チップ代込みで$35で済むので、2人以上で利用するならお得ですよ。
住所:〒96815 アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル KAIULANI AVE 120
TEL:+1 888-236-2427
公式HP:https://www.marriott.com/ja/hotels/hnlks-sheraton-princess-kaiulani/overview/
シェラトン・プリンセスカイウラニの施設
シェラトン・プリンセスカイウラニは、リゾートホテルらしくホテルの真ん中にプールがあります。
プールサイドのバー&レストラン「Splash Bar」は、『ホノルル マガジン』誌が選ぶ2023年ハレアイナ賞バー/フード部門で金賞を受賞。ホテルにいながらにして、ハワイの多彩な郷土料理を堪能しつつ、ライブエンターテインメントを楽しめるんです。
バー&レストラン「Splash Bar」の基本情報は、こちら。
営業時間 | 朝食 | 《月-金》6:30 – 10:30 《土日》 6:30 – 11:30 |
ランチ/ディナー | 《月-金》10:30 – 21:00 《土日》 11:30 – 21:00 | |
ハッピーアワー | 15:00 – 17:00 | |
バー | 18:30 – 22:00 | |
料理 | ハワイの人気料理とアメリカ伝統料理 | |
ドレスコード | カジュアル | |
雰囲気 | アウトドア、ローカル、バー | |
セッティング | レストラン、テラス |
ホテル内には、他にもメインダイニングの「Pikake TERRACE」がありますが、2024年8月時点では休業中です。
それ以外にはレストランはありませんが、ホテルがワイキキの中心部にあるので、周辺には多くのレストランやショッピングセンター内のフードコートもあります。なので食事に困ることはありません。
ちなみにシェラトン・プリンセスカイウラニの宿泊者は、姉妹ホテルのシェラトンワイキキ、ロイヤルハワイアン、モアナサーフライダーのレストランで部屋付け会計が可能です。まとめて支払いができるのは楽チンですよね。
アイナハウタワー2階には、オラキノ・フィットネスセンターがあります。窓が大きいので、外の緑を眺めながら爽やかにトレーニングができますよ。
オラキノ・フィットネスセンター | 年中無休、24時間営業 |
屋外プール | 8:00 – 19:00、タオルあり、監視員が常駐 |
シェラトン・プリンセスカイウラニにお得に泊まる方法
シェラトン・プリンセスカイウラニに泊まるときは、ポイントサイト経由で予約するとお得です!
理由は、宿泊料金が1.5%〜5%オフになるから。
詳しい予約方法については、こちらの記事を参考にしてください。
「ポイントサイトとか面倒くさい」「5%オフにならなくてもいい」「とにかく早く予約したい」という方は、こちらからどうぞ。
まとめ:伝統的なハワイの雰囲気が感じられるホテルでした。おまけにビーチやショッピングもたっぷり楽しめます!
シェラトン・プリンセスカイウラニは、ワイキキビーチやインターナショナルマーケットプレイス、ロイヤルハワイアンセンターにも歩いて行ける、観光やショッピングに最適のホテルです。
歴史があるホテルなので建物は古いですが、カイウラ二ウィングは2017年、アイナハウタワーは2024年5月にリニューアルが完了しています。
そんなシェラトン・プリンセスカイウラニに泊まってみて感じた、僕のおすすめポイントは、こちら。
シェラトン・プリンセスカイウラニはワイキキの中心部にあり、世界的に有名なワイキキビーチも歩いて5分圏内です。ロイヤルハワイアンセンターも歩いて行けるので、「THE・ハワイ旅行」をしっかり満喫できます。
宿泊する部屋にもよりますが、僕が泊まった部屋のバルコニーからは、モアナサーフライダー越しにハワイの青い海が見えました。
館内にはプリンセスカイウラニの肖像画も飾られていて、ハワイの歴史も感じられます。部屋にある家具も、彫刻や加工が伝統的なデザインでした。
一方で、シェラトン・プリンセスカイウラニに宿泊してみて感じたざんねんポイントは、こちら。
設備が全体的に古く、特に水回り関係が残念でした。また部屋のドアが木製で、ロックもちょっぴり不安になる感じです。
それから、隣の部屋の話し声や物音が聞こえるのも気になりました。部屋で静かにゆったり過ごすのは難しそうです。
どちらの「ざんねんポイント」も部屋の古さが原因なのは明らか。シェラトン・プリンセスカイウラニでは段階的に改装を進めており、アイナハウタワーは既に全664室のリニューアルが完了しています。
リニューアル済みの部屋を予約すれば、快適に過ごせることは間違いありません。「ざんねんポイント」が気になる場合は、ぜひ新しい部屋で快適にオーシャンビューを満喫してくださいね。
そして、思いっきりワイキキを楽しみましょう!
それでは、楽しいハワイの旅を!!