京都洛北地区、宝ヶ池のほとりに建つ『ザ・プリンス 京都宝ヶ池』は、2021年10月9日に開業35周年を迎えました。
2020年10月には「オートグラフ コレクション」に加盟し、マリオットグループでは『プレミアム』クラスに位置しています。
「オートグラフ コレクション」は、マリオット・インターナショナルが厳選する高級ホテルのコレクションです。
オリジナリティ溢れるホテルを支持し、30以上の国と地域において絶好のロケーションを誇る180軒以上の独立系ホテルそれぞれの個性を大切にしています。ひとつひとつに創設者の情熱が込められ、それぞれのビジョンを具現しており、各ホテルがたったひとつしかない特別なもの、「Exactly like nothing else(唯一無二)」となっています。独自の造りと、デザインやおもてなしに対しての強いこだわりを考慮の上セレクトされ、生涯続くような印象を残す色鮮やかな時間をお届けします。
ザ・プリンス 京都宝ヶ池公式HP『オートグラフコレクションについて』より
そんなマリオット系ホテルの中でも、独自の存在感を持っている『ザ・プリンス 京都宝ヶ池』とは、一体どんなホテルなのか？
本記事では、『ザ・プリンス 京都宝ヶ池』に実際に宿泊して感じた「おすすめポイント」と「ざんねんポイント」を紹介しています。
最後まで読んでいただくと、自分が宿泊した場合のイメージができるので、ホテル選びの参考になること間違いなしです。
ぜひ最後までお付き合いいただき、楽しい京都旅行の計画を立ててくださいね。
それでは、早速いきましょう！
ザ・プリンス 京都宝ヶ池の客室
ザ・プリンス 京都宝ヶ池の客室は、大きく3つのフロアに分けられています。
| フロア | 部屋タイプ |
|---|---|
| フォレストフロア | フォレストフロアキング フォレストフロアツイン フォレストフロアツイン シャワーブース付き フォレストフロアスイート フォレストフロアグランドスイート |
| デラックスフロア | デラックスフロアキング デラックスフロアツイン デラックスフロアツイン シャワーブース付き デラックスフロアスイート デラックスフロアグランドスイート デラックスフロア西陣スイート |
| クラブフロア | クラブキング クラブハリウッドツイン クラブハリウッドツイン シャワーブース付き クラブファミリールーム クラブスイート クラブグランドスイート |
僕が宿泊したときはデラックスフロアツインを予約しましたが、Marriott Bonvoyのエリート特典で、クラブハリウッドツインにアップグレードしていただきました。
クラブハリウッドツインという名前の響きからして、どんなにスゴい部屋なのかと期待しましたが、実際は「ふ〜ん、こんなもんか」って感じ。
ちなみに、2つの部屋を比べたのが、下の表です。
| クラブハリウッドツイン | デラックスフロアツイン | |
| 面積 | 39.6㎡ | 39.6㎡ |
| 料金 | ￥71,390 | ￥61,710 |
| ベッドサイズ | 1,280mm×2,080mm | 1,220mm×2,080mm |
| 客室設備 備品 | テレビ（49インチ・4K）/冷蔵庫/電話/電気ケトル/カプセル式コーヒーメーカー/加湿空気清浄機/アイロン/体重計/ズボンプレッサー/金庫/ミニバー/ドライヤー/温水洗浄便座/高速インターネット有線・無線(無料)/USBコンセント/ナイトウエア/バスローブ/スリッパ/タオル類/除菌スプレー | テレビ（49インチ）/冷蔵庫/電話/電気ケトル/ネスプレッソマシン/加湿空気清浄機/アイロン/体重計/金庫/ドライヤー/温水洗浄便座/高速インターネット有線・無線(無料)/ナイトウエア/バスローブ/スリッパ/タオル類/除菌スプレー |
| レイアウト |  |  |
どうでしょう？
部屋の広さも同じですし、ほぼほぼ一緒です。
違いがある部分を太字にしてみましたが、はっきり言って誤差レベルですね。
僕はズボンプレッサーもミニバーも利用しませんし、テレビの4Kは言われないと分かりません。
ただベッドの幅が60mm広いのは、ちょっとした差ですが、うれしい違い。
心おきなく、ゆったり眠れますね。
料金にすると1万円アップの部屋に、無料でアップグレードされるんですから、Marriott Bonvoyのエリート特典は本当にありがたいです。
それでは、アップグレードされたクラブハリウッドツインの部屋を見てみましょう。
外から差し込む光も柔らかく、落ち着いた雰囲気のお部屋です。
7Fクラブフロアの内装は、「和モダン」を意識して仕上げているらしく、壁にある木の飾りやベッドカバーも落ち着いた感じ。
ベッドサイドには折り鶴が飾られていて、細やかな気配りが感じられます。
窓際に置いてあるテーブルも木製で形が丸いので、柔らかい印象を受けました。
TVの横には、ちょっとした書きものができるスペースも。
僕は使いませんが、ここで旅日記でも書くのも良いですね。
TVの横にはカプセル式コーヒーメーカー、そしてTVの下の冷蔵庫はミニバーになっています。
ミニバーは有料なので利用しませんでしたが、無料の水は窓際の丸テーブルの上に用意されていました。
それから、TV下には他にも、カップやグラス類、電気ケトルも準備されていてます。
さすが京都といった感じで、お茶のセットは急須まで用意されていて、抜かりがありません。
クローゼットには、バスローブとスリッパにアイロンセット、それから金庫もここにあります。
パジャマはセパレートタイプで、とても着心地が良かったので、別で持っていく必要はないですよ。
洗面所は、正面と側面が大きな鏡になっていて明るいです。
ドライヤーは安定のPanasonic、風量も十分でした。
歯ブラシは、プラスチックを使っていない環境にやさしい素材、バスアメニティは緑茶の香りでリラックスできますよ。
側面の鏡下にはスツールと体重計が、そして部屋に入ってすぐのところには、旅行バッグが置ける台も備え付けてあります。
浴室は、トイレと浴槽のユニットバスだったので、残念でした。
その他のトピックでは、プラチナエリート以上のメンバーには、ウェルカムギフトとして1,000Marriott Bonvoyポイントかドリンクとスナックのセットがもらえます。
僕は、赤ワインとチョコレートをいただきましたが、どちらも美味しゅうございました。
このようにプラチナエリートになると、特典がグッと上がりますので、この機会にご検討してみてはいかがでしょうか。
ザ・プリンス 京都宝ヶ池のおすすめポイント
僕が実際に止まってみて感じたザ・プリンス 京都宝ヶ池のおすすめポイントは3つです。
一つずつ、説明しますね。
自然に囲まれた中で静かな時間が過ごせる
ホテルは洛北地区にあり、京都の中心地から若干離れています。
しかも周りを自然に囲まれているので、都会の喧騒とは無縁です。
静かな時間の中で、ゆったりと普段時間が取れないことについて思いをはせてみてはいかがでしょうか。
焚火ラウンジの火で癒される
ザ・プリンス 京都宝ヶ池では、毎週末の金曜日と土曜日の18:30～20:30で焚火ラウンジが開催されています。
宿泊者限定のイベントで、ホテルの中庭に焚き火が準備されていて、ソフトドリンクと共に楽しむことができるんです。
焚き火の炎には癒し効果があるので、炎を見つめていると時間が経つのを忘れて、心を無にできますよ。
優雅な曲線美のデザインを堪能できる
ザ・プリンス 京都宝ヶ池は、日本建築界の巨匠、故・村野藤吾氏による設計です。
優雅な曲線美が見事なデザインと細部にまでこだわった芸術美にあふれる空間を堪能できます。
僕自身、今まで建築物を美しいと感じたことはあまりありませんが、ザ・プリンス 京都宝ヶ池は違います。
本当に美しい建築で、ぜひ一度実物を見て欲しいです。
ザ・プリンス 京都宝ヶ池のざんねんポイント
ザ・プリンス 京都宝ヶ池のざんねんポイントは、こちら。
僕が泊まったクラブハリウッドツインの部屋は、浴室が、浴槽とトイレのユニットバスタイプでした。
浴室の中にトイレがあっては、体を洗うのに不便ですし、何といっても落ち着かないですよね。
僕は、せめて風呂＆洗面所とトイレは別であるべきだと、常々考えています。
ザ・プリンス 京都宝ヶ池の基本情報
ザ・プリンス 京都宝ヶ池は、1,000年以上もの間、みやこびとの保養地として知られてきた京都洛北地区にあります。
建物はドーナツ状の形状で中庭があり、周囲には木々が立ち並んでいて、まるでホテル全体を包み込んでいるようです。
画像引用：ザ・プリンス 京都宝ヶ池公式HP『35周年ページ』
ザ・プリンス 京都宝ヶ池へのアクセス
京都の中心部よりは少し離れたところにありますが、近くには地下鉄の駅もあるので、アクセスは問題ありません。
京都駅から地下鉄烏丸線に乗り、約20分で国際会館駅に到着。
国際会館駅からホテルまでは徒歩で約7分、4-2出口を利用すれば徒歩約3分で着きます。
（※4-2出口はPM10:30～AM7:00の時間利用不可）
その他にも、京都駅には「プリンスホテル ウエルカムカウンター」があり、荷物を預けるとホテルまで届けてくれますし、帰りの際もホテルから京都駅まで荷物を届けてくれるんです。
京都駅新幹線八条口でチェックインして、荷物を預けてそのまま観光もできますよ。
もしタクシーを使う場合は、京都駅から平常時で30分（約￥3,500）、 大阪国際空港から平常時で1時間30分くらいかかります。
また、ホテルには100台分の無料駐車場もあるので、車で行く場合でも安心ですね。
