うわぁ、飛行機のチケットが高いなぁ……
そうですよね、飛行機のチケットって高いですよね。
山を飛び、海を越え、「速く」「遠くに」行ける飛行機は、外国旅行さえ可能にしてくれる便利な乗り物です。
ただ、現時点で最速の移動手段であるがゆえに運賃が高く、旅費もアップしてしまうのが悩ましいところ。
そこで本記事では、航空券を安く買う5つの方法について、分かりやすく解説します。
もし航空券を安く買えると、以下のような望みが叶えられます。
- ホテルのランクを上げて、いいホテルに泊まりたい
- 旅先での食事を豪華にしたい
- とにかく旅費を節約したい
さらに、旅の交通費が抑えられるのであれば、旅行の目的地をより遠くの場所へ変更することも可能です。
今度の休みに福岡へ旅行しようと思ってたけど、同じ予算で沖縄行けるかも。
といった具合に、航空券が安く買えると夢が広がりますよね。
ぜひ本記事で、自分に合った安く買う方法を見つけていただき、お得に旅を楽しんでくださいね。
それでは、早速始めましょう!
航空券を安く買う5つの方法
航空券を安く買う方法には、以下の5つがあります。
- 航空会社の早割で予約する
- 航空券比較サイトを利用する
- パッケージツアーに申し込む
- 株主優待券を使う
- ビジネスきっぷを利用する
一つずつ説明しますね。
航空会社の早割で予約する
航空会社の早割運賃で予約すると、チケットが安く買えます。
各航空会社が早割制度を用意していて、早く予約すればするほど、割引率が高くなるように設定されています。
たとえば、ANAの場合だと、こちら。
予約期限 | |
ANA VALUE | 搭乗日の1/3/7日前 |
ANA SUPER VALUE | 搭乗日の21/28/45/55/75日前 |
搭乗区間や利用する曜日によっても割引率が変わるので、一概には言えませんが、最大割引率は約70%。
早く予約すればするほど、割引率は高くなります。
JALなら「先得」「スーパー先得」「ウルトラ先得」がありますし、他の航空会社でも同じような早割制度が、利用可能です。
ただし、LCC(格安航空会社)の場合は「空席連動型運賃」を採用しているので、早割制度がありません。
早割制度のデメリットは、直前の利用ではお得にならないこと。
逆に、かなり先のフライトを予約する場合には、かなり割引率が高いので、積極的に利用したいですね。
航空券比較サイトを利用する
航空券比較サイトを利用すると、最も安い航空券を見つけられます。
航空券比較サイトとは、航空会社・LCC・旅行代理店が取り扱うすべての飛行機チケットを比較・検索できるサイトのこと。
リアルタイムの価格をまとめて比較できるので、最安値の飛行機チケットを購入できるんです。
航空券比較サイトには、以下のようなサイトがあります。
- スカイスキャナー
- トラベルコ
- トリップアドバイザー
例として、スカイスキャナーを見てみましょう。
ハワイ旅行を想定して、行きは3/1成田出発、帰りを3/7ホノルル出発で検索した結果がこちらです。
スカイスキャナーでは、価格が一番安い「最安プラン」と、かかる時間が最も短い「最短プラン」を提示してくれます。
結果を見ると、ハワイアン航空の¥127,050が最安値です。
また、お気に入りの航空会社やマイルを貯めているアライアンスがあれば、指定することも可能。
ちなみに、ANAで指定した場合の検索結果が、こちらです。
スカイスキャナーでは、¥145,610が最安値でした。
比較のために、ANAの公式サイトでも調べてみましょう。
結果は ¥146,050で、ほんのちょっとですが、スカイスキャナーの方が ¥440安く買えます。
運賃 | 差額 | |
スカイスキャナー | ¥145,610 | ▽440 |
ANA公式 | ¥146,050 |
比較した結果からも分かるように、徹底して価格にこだわるなら航空券比較サイトが、おすすめです。
デメリットとしては、予約に一手間かかること。
比較サイトでは、あくまで比較・検索するだけで、予約はそれぞれの予約サイトに移動してから行う必要があります。
この手間を面倒と感じるかどうかは、好みの分かれるところです。
とはいえ、飛行機のチケットが安く買えるのは、嬉しいですよね。
航空券比較サイトを有効に活用して、お得に旅を楽しみましょう!
試しに、下のウィジェットで、行きたい旅行先や出張などでよく使う路線を検索してみてください。
きっと、価格の安さに驚くはずです。
おすすめの航空券比較サイトについては、別の記事にまとめていますので、参考にしてくださいね。
パッケージツアーに申し込む
旅行会社や航空会社のパッケージツアーに申し込むのも、一つの方法です。
旅行会社では、航空券を大量購入することでコストを抑えており、プランの料金を安くしています。
人気路線ほど、その傾向は強く、お得な値段で航空券を手に入れられる可能性が大きいです。
また、ホテルと航空券がセットになっているプランを利用すると、さらに安くなります。
好きなホテルを選べないというデメリットはありますが、ホテル代も合わせたトータルの旅費を安く抑えることが可能。
特に、泊まるホテルに拘りがないのであれば、有効な選択肢の一つですね。
ツアー予約については、こちらの記事も参考にしてください。
株主優待券を使う
航空会社の株主優待券を使うと、航空券を最大50%割引で購入できます。
株主優待券とは、企業が株主に対して自社サービスの商品などをプレゼントしてくれる特典のこと。
航空会社の場合は割引チケットが多く、ANAやJALといった大手航空会社はもちろん、スターフライヤー、ソラシドエア、AIRDOにもあります。
ちなみに、ANAの株主優待券の特徴は下記です。
- 国内線運賃が50%割引
- キャンセルや変更が無料
- 当日でも空席があれば使える
- マイルが貯まる
飛行機のチケットが50%オフで買えて、しかもキャンセルや変更も無料。
搭乗日でも使えて、マイルも貯まるなんて、スゴいですよね。
「え?でも株主にならないとダメなんでしょ?自分には関係ないや」と思った、そこのあなた。
ちょっと、待ってください!
じつは、この株主優待券、株主にならなくても手に入れる方法があるんです。
どうやって入手するんですか??
ズバリ、金券ショップです。
街中にある金券ショップに行くと、株主優待券を取り扱っている店舗がありますので、普通に購入できます。
株主優待券は数に限りがあるので、必ず置いてある商品ではありませんが、在庫さえあれば誰でも買えるんです。
使用についても制限はなく、株主じゃなくても問題なく使えるので安心してください。
出発当日でも利用できるので、急な出張で飛行機を使うといったときには、金券ショップで探してみましょう。
ビジネスきっぷを利用する
航空券を安く買うには、「ビジネスきっぷ」を利用するという手もあります。
ANAやJALで、航空会社と提携したクレジットカードを持っている会員専用の割引制度で、37〜15%オフで購入できます。
出張で飛行機を利用する機会が多いビジネスパーソンをターゲットにした制度ですが、条件さえ満たせば、誰でも利用可能です。
利用するための条件は、こちら。
- ANAカード/JALカードを持っている
- 同一路線に2回搭乗する
(往復利用 or 同一方向2回)
早割や株主優待券に比べて、割引率が低いのがネックですが、使い勝手はなかなか良いです。
ANAの「ビジネスきっぷ」だと、予約便の変更は可能ですし、マイルの積算率も100%。
まさに、急な予定変更の多いビジネスパーソンにうってつけの割引なんです。
割引率が低いので優先度は下がってしまいますが、「金券ショップに行く時間もない」レベルの緊急事態であれば、利用を検討しても良いですね。
おすすめの方法は「航空券比較サイトの利用」
ここまで航空券を安く買う5つの方法を紹介してきましたが、一番おすすめの方法は「航空券比較サイトの利用」です。
理由は、Web上で気軽に予約できて、価格も安くなるから。
具体的な例として、ANAの羽田→那覇便を予約する場合を見てみましょう。
価格が一番安いのは、「株主優待券を使う」方法。
ですが、飛行機のチケット代とは別で、株主優待券の購入費用がプラスになるので、合計金額での比較が必要です。
さらに、「株主優待券を使う」方法には、2つの問題があります。
- 金券ショップに買いに行く必要がある
- 必ず購入できる訳ではない
わざわざ金券ショップまで買いに行かないといけませんし、数に限りがあるので、必ず購入できるとは限りません。
その点、「航空券比較サイトの利用」は、家に居ながらWeb上で手軽に購入できます。
価格も「株主優待券を使う」方法よりも ¥700高いですが、それでも他の方法に比べると充分安いです。
なので、「航空券比較サイトの利用」が、一番おすすめの方法です。
ただし、これがかなり先の航空券を予約するとなると、話は変わってきます。
上の画像を見ても分かるように、早割の価格が一番安くなるんです。
早割の割引率は、早く予約すればするほどお得になりますので、早期予約の場合は「早割での予約」を検討しましょう。
とは言え、早割よりもさらに安く買えるケースもあるので、航空券比較サイトでの比較を忘れないでくださいね!!
航空券を安く買う2つのコツ
航空券を安く買うには、下記、2つのコツがあります。
- オフシーズンを狙う
- タイミングと状況に応じた予約方法を選ぶ
オフシーズンを狙う
旅行のスケジュールが自由に組める場合は、オフシーズンを狙いましょう。
航空券の価格は、需要の多い少ないによって決まります。
ゴールデンウイークや夏休み、年末年始といった利用客が多く見込めるときは高くなりますし、逆に少なそうな時期は安くなる。
当たり前といえば当たり前の話かもしれませんが、観光のオフシーズンが安くなりやすいです。
たとえば、下のグラフはスカイスキャナーでの月間価格ですが、最安値は2023年6月の¥38,711です。
一方、最高値は2023年12月の¥110,924と大きく差がある上に、年末は全体的に価格が高い傾向がありますね。
LCC(格安航空会社)の場合は「空席連動型運賃」なので、シーズンの要素に加えて、便単位で利用客の多い少ないが価格に影響します。
大手航空会社でも、LCCほどダイレクトではありませんが、あらかじめ事前の予想に基づいた時期を設定。
ANAでは、下記のような3つのシーズンを設けて、価格に差をつけているんです。
- ローシーズン
- レギュラーシーズン
- ハイシーズン
なので、スケジュールに融通がきくのであれば、ローシーズン(オフシーズン)の航空券を買いましょう。
タイミングと状況に応じた予約方法を選ぶ
航空券を安く買うには、予約のタイミングと状況に応じた購入方法を選びましょう。
飛行機のチケットは、基本的に早く買うほど、価格が安くなります。
「航空券を安く買う5つの方法」で紹介した方法を、割引率の高い順に並べると、
早割 >> 株主優待券 >> ビジネスきっぷ です。
航空券を買うタイミングが遅いと早割は使えませんし、金券ショップに行けない状況だと株主優待券は買えません。
なので、自分が買うタイミングと置かれた状況の中で、最も安くなる方法を選択しましょう。
また、並行して航空券比較サイトで検索することも、お忘れなく。
割引や株主優待よりも安く買える可能性があるので、必ず比較してから予約・購入してくださいね。
安い航空券を買うときの注意点
安い航空券を買うときには、考えておくべき注意点があります。
それが、こちら。
ANAの早割であるANA VALUEとANA SUPER VALUEは、最大約70%と割引率は高いですが、予約の変更ができません。
さらに、キャンセルする場合は、払戻手数料と取消手数料がかかります。
高い割引率と引き換えに、こういったリスクがあることは、頭の片隅に入れておきましょう。
また、航空券比較サイトの利用も、同じような注意が必要です。
航空券比較サイトは、あくまで比較・検索をするだけで、予約は別サイトで行います。
以下の項目については、それぞれの予約サイトによって異なります。
- 予約の変更が可能かどうか
- キャンセル料は発生するか
- キャンセル料は、いつから、いくらなのか
なので、予約(購入)する際には、内容をしっかり把握してから決めましょう。
まとめ:移動にかかる費用を節約して、お得に旅行を楽しみましょう!
本記事では、航空券を安く買う方法について書いてきましたが、最後にもう一度まとめます。
航空券を安く買う方法には、以下の5つがあります。
- 航空会社の早割で予約する
- 航空券比較サイトを利用する
- パッケージツアーに申し込む
- 株主優待券を使う
- ビジネスきっぷを利用する
5つの方法には、それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。
この5つの中で、一番おすすめの方法は「航空券比較サイトの利用」です。
Web上で気軽に予約できて、価格も安くなるので、ぜひ検索してみてくださいね。
そして、航空券を安く買う2つのコツは、こちら。
- ローシーズンを狙う
- タイミングと状況に応じた予約方法を選ぶ
旅行のスケジュールに融通がきくのであれば、価格が安くなるローシーズン(オフシーズン)の航空券を買いましょう。
そして、自分が買うタイミングと置かれた状況の中で、最も安くなる方法を選択してくださいね。
それから、以下の注意点も考えておくべきです。
安く買える航空券は、予約の変更ができなかったり、キャンセルする場合に払戻手数料と取消手数料がかかるリスクもあります。
予約(購入)する際には、チケットの変更やキャンセルの条件をしっかり把握しておきましょう。
航空券を安く買えると、ホテルのランクを上げたり、旅先での食事を豪華にできます。
ぜひ、自分に合った安く買う方法を見つけて、お得な旅を楽しんでくださいね。
それでは、良い旅を!