着られなくなった服を再生。黒染めで素敵によみがえらえせる方法

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  • お気に入りのTシャツをヘビロテ。何度も洗濯するうちに、色落ちしてしまった。
  • 大切な服にカレーうどんが飛び散って、汚れてしまった。
  • 白シャツを着ようと、久しぶりにクローゼットから取り出したら、襟まわりに汗じみが…。

こんな残念な経験、したことありませんか?

こうなったら最後。悲しいですが、色落ちや汚れ、シミになった服は、リサイクルショップに持っていっても値段がつきません。

どんなにお気に入りだったとしても、どんなに大切にしていても、どんなに高かったとしてもです。

仮に値段がついたとしても、マイナスポイントを理由に破格の激安価格が関の山。

ということで、とても悲しいですが、ドナドナを歌いながら泣く泣く処分、捨てるしかなくなってしまいます……。

でも、ちょっと待ってください!

「捨てる」なんていう悲しい決断をしなくていい。ドナドナも歌わなくていい。

色落ちや汚れ、シミになった服をよみがえらせる方法があるんです。

それが「黒染め」。

ちょっとの汚れや色落ちで着られなくなった服を黒に染めてよみがえらせる、リウェアという新しい選択肢です。

本記事では、この黒染めサービスについて、利用方法や料金、注意点を解説しています。

ぜひ最後まで読んでいただいて、生活の中に「黒染め」という選択を取りれてみてください。

お気に入りの服が、カッコよくよみがえる。

しかも、そのことが結果的に地球にやさしく、サステナブルな社会のためになるなんて、素敵すぎますよね。

さあ、それでは、「黒染め」の世界をのぞいてみましょう!

目次

『 KUROZOME REWEAR FROM KYOTO 』

画像出典:KUROZOME REWEAR FROM KYOTO 公式HPより

僕がおすすめする黒染めサービスは、京都紋付の『 KUROZOME REWEAR FROM KYOTO 』というプロジェクト。

黒染めサービスを実施している会社は複数ありますし、自宅でも染められるような商品がありますが、黒紋付の染め上げ技術を持つ京都紋付の黒染めがイチオシです。

「黒に染めれば、服は生まれ変われる。」

100年以上「黒染だけ」を追求してきた京都紋付が手掛けるプロジェクトなので、黒染め技術は折り紙付きですし、光を吸収して黒く見せる「深黒(しんくろ)加工」は京都紋付の独自技術です。

この黒は、洗濯をしても色落ちすることはなく、さらに撥水効果が加わり汚れをはじく効果も生まれるんです。

長年愛用した衣類が、新品の時のようなソフトな風合いに蘇ります。

納品までには1ヶ月ほどかかりますが、それも9つもの染め変えの工程を経て、じっくり丁寧に染められるから。

2度の乾燥工程では天日干しで乾かし、深黒加工の染め工程では、今も一点一点、染め職人の手で加工されています。

自分が大切にしていたお気に入りの服が、どのように生まれ変わるのか?

納品までの1ヶ月間、ドキドキワクワクしながら楽しめますね。

熟練の技と長年の経験が生み出す「世界水準の究極の黒」を、ぜひあなたも味わってみてください。

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黒染めサービスの利用方法

『 KUROZOME REWEAR FROM KYOTO 』で黒染めサービスを利用する手順は下記です。

STEP
仮申し込みをする

KUROZOME REWEAR FROM KYOTOのサイトから黒染めを申し込む

申し込みサイトで、黒染めしたいアイテムを選択する

黒染めしたいアイテムの素材や色、オプションを選択する(例:T-shirt の場合)

「カートに入れる」をクリックすると、注意事項が表示される

「同意する」にチェックを入れて、次に進むとカートに入る

その後、支払い情報や住所などを入力し、申し込みが完了

画像出典:KUROZOME REWEAR FROM KYOTOの黒染め申し込みページより
STEP
黒染めしたいアイテムを送る

申込者名・注文番号を記入したメモを同封して、黒染めしたいアイテムを送る

アイテム送付先

〒604-8823 京都市中京区壬生松原町51-1
(株)京都紋付 K受付係
TEL:075-315-2961

STEP
検品後、本申し込み

送付アイテムの検品後、問題がなければ、本申込みとなる

染色に問題がある場合のみ、京都紋付より連絡がある

懸念事項や価格の変動がある場合は、最終の見積りが発行される

最終見積りの連絡後、3か月間見積り内容承諾の返事がない場合は、着払いでアイテム返送

STEP
染め替え

本申し込み完了後、約1カ月程度かけて黒染めされる

STEP
染め替え品の発送

染め替え完了後、アイテムの発送

利用料金の目安

黒染めサービスは、アイテムによって料金が異なります。

基本の利用料金(税込)は下の表です。

スクロールできます
アイテム料金アイテム料金アイテム料金
Tシャツ¥2,750ポロシャツ¥3,850パンツ¥5,500
シャツ/ブラウス¥4,730ワンピース¥5,500スカート¥4,950
ジャケット¥6,600ハーフコート¥7,700バッグ¥4,950
セーター/カーディガン¥5,280ロングコート¥9,900ストール¥3,300
スウェット¥5,500ハーフパンツ¥4,180キャップ¥2,750
フード付き¥6,050デニム¥6,050

表の料金はあくまで基本料金ですので、「ボタンの付け替え」や「アイロンプレス」などのオプションを希望すると、料金はアップします。

また、黒染めしたいアイテムが一覧にない場合は、似ているアイテムで注文。

  オーバーオール・オールインワン → ワンピース
  ベスト             → ジャケット
  小物 (小さい生地やハンカチ) → ストール

京都紋付でアイテム検品後、価格変更がある場合には、連絡があります。

黒染めサービス利用の注意点

黒染めサービスは、染料につけて染めたり、天日干ししたりするため、多くの注意事項があります。

まずは素材。

なんでも染められわけではなく、下記の「染められる素材」が50%以上含まれていないと受け付けてもらえません。

スクロールできます
染められる素材染められない素材要相談
綿

シルク
羊毛
レーヨン
キュプラ
ポリエステル100% / アクリル100%
ナイロン / 革
アセテート / トリアセテート
ダウン
染まる素材(綿・麻など)と
化繊(ポリエステル・アクリル・ナイロンなど)の
混紡・交織のものはその混率、組織によって
染め上がりの色が変化するため
黒く染まらないのが大半。

なお、たとえ「染められる素材」であっても、素材によって以下の懸念点があります。

  • シルク・羊毛は大変繊細な素材であるため、縮みによる型崩れや白いスレが発生し直せない場合がある
  • レーヨン・キュプラは水や熱に弱いため収縮率が大きく、特に高級で繊細なものはしわが発生して、風合いが変わる場合がある
  • トレンチコート、スプリングコートなどの裏地によく見られる防水テープは接着剤で付けられており、染色の際にテープが剥がれる為、染色不可

判断に迷う場合は、「真黒には染まらない」という前提で、染色加工が可能な場合があるようなので、事前に相談してみてください。

また、素材以外にも以下のようなたくさんの注意事項がありますので、理解しておきましょう。

生地について

  • 高温で染色するため、素材によっては縮みや傷みが生じる場合がある
  • 生地が弱っている場合、破れたり穴があいたりする可能性がある
  • ダメージ加工などの加工が施されているデニムパンツ等はそこがさらに傷んだり、生地が染まってしまう事がある
  • 形態安定やノーアイロン加工などの加工や撥水加工が施されている衣類は、ムラがあったり、黒く染まらず変色する可能性がある

縫製糸について

  • 縫製糸、刺繍糸、ボタンホールなどはポリエステルが使用されている場合が多く、その部分は元色のまま残る
     例)元色が白の衣類でそれを黒に染めた場合、縫製糸がポリエステルだと
       黒の服に縫製糸が白いステッチとして残る
  • 縫製糸がほつれる可能性がある
  • 金糸、銀糸は変色する可能性がある

色むらについて

  • 色が部分的に褪せている場合、全体が均一に黒くならない可能性がある
  • 混紡、交織のものはその混率によって色むらが出る可能性がある
  • 目には見えない油や汚れが付着していると、そこだけ染まらず染ムラになる可能性がある

型崩れについて

  • 染替え時には高温の中でかき回しながら行うので、衣類の風合いを損ねる場合がある
  • 裏付きや肩パット、芯地のついているものは、型崩れする恐れがある
    (基本的には染替え不可)

縮みについて

  • 洗濯表示にドライマークのあるものは、収縮してしまう恐れがある
  • 製品の素材や縫製仕様により、染替え時に縮む恐れがある

それから、染色不可と判断された場合の返送は、送料着払いです。

ちなみに、染められるアイテムと染色不可のアイテムがあった場合は、染色工程終了後に染色不可のアイテムと一緒に送られてきます。

注意事項が多いので、事前にきちんと把握した上でサービスを利用しましょう!

まとめ:お気に入りの服を捨てるのは、もったいない。黒く染めてカッコよく、よみがえらせよう!

最後に、もう一度まとめます。

お気に入りの大切な服が、色落ちや汚れ、シミになった場合でも、捨てないでください!

黒に染めてカッコよくよみがえらせる、リウェアという選択肢があります。

数ある黒染めサービスの中でも、僕がおすすめするのは、京都紋付の『 KUROZOME REWEAR FROM KYOTO 』というプロジェクトです。

100年以上「黒染だけ」を追求してきた京都紋付が手掛けるプロジェクトなので、黒染め技術は折り紙付きですし、光を吸収して黒く見せる「深黒(しんくろ)加工」という独自技術持っています。

納品までには1ヶ月ほどかかりますが、2度の乾燥工程では天日干しで乾かし、深黒加工の染め工程では染め職人の手でじっくり丁寧に加工。

自分が大切にしていたお気に入りの服が、どのように生まれ変わるのか、楽しみに待ちましょう!

ちなみに、「深黒(しんくろ)加工」が味わえるふるさと納税の返礼品がありますので、ぜひ一度試してみてください。

>>「世界水準の究極の黒」を手に入れる

黒染めサービスの申し込みは、ZOME REWEAR FROM KYOTOのサイトから申し込みます。

アイテムによって料金が異なりますし、追加するオプションによってはアップします。

素材や生地、縮みなど、注意事項が多いので、事前にきちんと把握した上でサービスを利用しましょう。

お気に入りの大切な服を、ちょっとした汚れやシミのせいで捨てるなんてもったいない。

地球にやさしく、サステナブルな社会のためにも、選択肢の中に「黒染め」を取り入れましょう!

服も生活も、素敵にカッコよく生まれ変わりますよ。

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